恐怖探偵団と死神運動会

(何なのあいつ。気持ち悪い……)

麗奈の腕が粟立つ。必死に寒気を誤魔化そうと、麗奈は腕をさすった。その様子を、恐怖探偵団のメンバーたちはそれぞれ覚悟を決めたような目で見つめていた。



帰りのホームルームが終わり、クラスメートたちはランドセルを背負って帰っていく。亮太たち恐怖探偵団のメンバーもランドセルを背負った。

「どうする?せっかくだし、家で飯食ったらみんなで遊ぶか?」

亮太が提案すると、蕾と日向が「さんせ〜い!!」とはしゃいだ。翼がため息を吐く。

「帰ったらみっちりピアノの練習しようかと思ってたけど、お前らが遊びたいって言うなら付き合ってやるよ」

「翼くん。素直に「遊びたい」って言いなよ」

優斗と桜が苦笑する。鞠が麗奈に声をかけた。

「れいにゃも一緒に遊ぼうよ!今日、塾だっけ?」

「いや、今日は英会話だけど……。これ使うわ」

麗奈はランドセルから人型の紙を取り出す。これは、みずきの恋人である八雲計(やぐもけい)が異能力で作り出したものだ。この人型に息を吹きかけると、自分の分身を作ることができるのだ。