恐怖探偵団と死神運動会

「雷、猫宮、小鳥遊、いつまで暗くなってるの。あんたたちらしくないじゃない。いつも馬鹿みたいに騒いでるのは誰だったかしら?」

ハッと三人が顔を上げる。口をそれまで閉ざしていた海優斗(うみゆうと)も言った。

「三人が元気ないと、五年三組の教室が暗くなっちゃうと思うよ。それに明後日の給食には揚げパンが出るし、明々後日はプリンが出る。三人がいらないなら、僕たちで食べるね」

「やだ〜!!揚げパン食べたい!!」

蕾が声を上げる。いつもの蕾に戻った。鞠も隣で必死に頷いている。亮太が息を吐いた。

「確かに、勉強は嫌いだけど給食とかみんなに会えるのは嬉しいからな!」

「確かに、学校行かないとみんなに会えないのは嫌だ。勉強は苦手だけど……」

鞠の言葉に、日向が「僕と一緒に勉強しよ!」と手を挙げる。鞠は目を輝かせ、「ひなぽ〜ん!」と言いながら彼に抱き付いた。

「三人がいつも通りになってよかったね」

桜が麗奈の肩に触れる。麗奈は頷いた。

「三人が元気ないと気持ち悪いわ」

「麗奈ちゃんってツンデレだよね〜」

桜がニヤニヤと笑う。麗奈の顔にまた熱が集まった。