恐怖探偵団と死神運動会

「ケイえもん、どういうことだよ!?去年は俺ら、死神を倒せてたじゃん!!」

亮太が戸惑った様子で言う。計はもう消えてしまった死神を見つめ、口を開いた。

「実は僕たちも死神を攻撃することができなかったんだよね。どうやら、死神が異能力が効かなくなるよう体を強化したらしいんだ」

「何だよそれ。脱皮したってことか?○ケモンかよ!」

「雷、脱皮じゃなくて進化でしょ」

麗奈はついツッコミを入れてしまう。鞠が手を震わせた。

「ケイえもんさん。あたしたち、どうすればいいの?異能力がないと、みんなを守れないよ……!」

「大丈夫!策はあるよ!」

計はパチンとウインクをした後、持っていた鞄の中から何かを取り出していく。それはミサンガだった。赤や黒など様々な色のミサンガが八本ある。

「これ、ミサンガ?」

桜が首を傾げる。計はニコリと笑って自身の左腕を見せた。手首に緑のミサンガが付けられている。

「これは、黒空町を守る土地神様が作ってくれたミサンガだよ。神様からの加護が与えられるから、これを付けていれば死神と戦えるんだ」

「土地神様!?すごい!!」

鞠が目を輝かせる。