恐怖探偵団と死神運動会

麗奈の胸がギュッと締め付けられる感覚を覚えた。どこか照れ臭い。しかし嬉しさが募っていく。

「……あんたたちのせいよ」

麗奈は赤い顔で返す。恐怖探偵団のメンバーは、その様子を見て微笑んでいた。



九月は体育の時間が全て運動会の練習となる。リレーやダンスの練習はもちろん、入場や退場まで練習していく。そして、運動会まで二週間ほどになった今日は「運動会盛り上げよう集会」という名前の全校集会が開かれた。

「フレ〜!フレ〜!あ〜か〜ぐ〜み〜!」

「頑張れ!頑張れ!白組!」

赤組と白組がそれぞれ応援のやり方のお手本を見せていく。ちなみに五年三組は赤組である。ステージを見ていた麗奈の肩を、チョンチョンと蕾と鞠がつついた。

「猫宮、小鳥遊、どうしたの?」

「うちの弟がステージにいるんだ!」

「私の妹もいるよ〜!」

蕾と鞠がそれぞれステージを指差した。蕾の妹は赤組、鞠の弟は白組にいるようだ。蕾の妹は、蕾と同じく小柄で華奢な女の子である。鞠の弟は、鞠と同じ茶髪の元気そうな男の子だ。