「伊織って、ほんっと嫌な奴!」 私は教室の真ん中で叫んだ 「はいはい」 目の前の男子――伊織は、いつものように面倒くさそうに私を見る 「何その態度!」 「だって花音、毎日同じことで怒ってるじゃん」 「誰のせいよ!」 「俺」 「分かってるなら直してよ!」 私が睨むと、伊織は小さく笑った