Office Battle!不満だらけの女たち

「す、すみません!いきなりこんなこと。忘れてくださいっ」

慌てて深々と頭を下げた。

「坂下さんのお友達って、同級生?」

「え?」

「俺の友達だと、オヤジばっかりになるけど、それでもいい?」

「オヤジって、田川さんおいくつなんですか?」

パニクってストレートに年齢聞いちゃった!
ってか、今田川さん自分のこと『俺』って言ったよね?

「今年ついに三十路だよ」

言葉遣いも、急にフランクになったし。

「全然オヤジじゃないじゃないですか!」

「いや~、坂下さんはきっとまだ20代前半でしょう?
全然おじさんだよ」

そう言って苦笑する田川さん。
す…素敵~。

「もう、全然!ストライクゾーン余裕です」

「やっぱり、広告代理店狙いなの?」

「いやっ!まさか!そんな高望みできませんよ。
でも、田川さんのお友達だったら、きっと素敵な人ばっかりなんだろうなって思って」

「この会社にも、独身男性はたくさんいるよね?」

「それはダメですよ」

私は首を振った。

「どうして?」

不思議そうな田川さん。

「だって、キャラ濃すぎな人ばっかりですもん」

「ぶっ!」

あ、噴き出した。
そのまま肩を震わして笑ってる。

「そう思いません?私、この会社きて、皆があまりに強烈で、未だに引いてます」

「いや…、俺の口からはちょっと、ノーコメントで」

笑いながらもそう答える田川さん。
なんて堅実。
そんな大人なところも好きかも。
勢いづいちゃったけど、少し冷静になると、自分が恥ずかしくなった。
ああ、何言ってんだろ。バカだ…。