「……とりあえず泣き止もうね。私のこと大好きなのはわかったから」
「違う。これは神の思し召しだ。涼井にフラれたのも、おまえが涼井ではなく俺様のものになるべきだと、正しい方向へ導かれたからなんだ!」
「うん、そうだね」
「そうだよ。それでいいんだ。俺の努力は報われたんだぜ」
「ん。よかったね郷田」
「ふん、いいか?おまえは俺のものだ」
私の背中に腕をまわし、ぎゅうううと閉じ込めてくる。
ぐっしょぐしょに爆泣きしてくるせに、変な俺様。
巨乳美女のもとへ行って慰めてもらえばいいのに。
こいつが顔をうずめているのは私の胸だ。
まったく。
いつのまにか、とんでもない悪魔に好かれていたみたい。



