イケメン男子は地味子を溺愛したい

「斎藤の席はあそこだ。」

わっ…めちゃくちゃ可愛い子の隣っ…!

やったぁ!友達になれるかなっ…。

「よ、よろしくねっ…!」

一応、そういってみたけれど、無視された。

そ、そっか…残念。

まあ、わたしみたいな地味な子と友達はいやだよね。

そう思うと、ずきっと心が痛んだ。

「では、最初の授業は数学です。すぐに用意してください。」

カバンの中から、教科書を取り出そうとすると。

「うわっ、あんた頭いいんだね」

へっ?

まさか…わたしのこと?

いやいやそんなまさか…。

こんな地味子なんてみんな興味ないよ…。

「おーい。あんただよあんた。」

とんとんと肩を叩かれる。

えっ…わたし!?

「えっと…な、仲良くしてね。」

とりあえずにこっと微笑んで、そう言った。

「ははっ。あんた面白いな」

そ、そうかな…。

面白いなんて言われたことないかも…っ。

ーじろっ。

隣からするどい視線を感じた。

へっ…。

視線をたどると美少女さんだった。

するどくわたしを睨んでいた。

「えっ…と…」

ショックで言葉が出なくなった。

まさか…嫌われた?