今日は土曜日。みんなで初めて遊びに行く日。
昨日のうちに準備しておいた洋服を着て、髪の毛を整えて完成! メイクは肌が荒れちゃうから今日はなし。
「結衣、今日はどこか行くの?」
「うん、高嶺先輩と柊先輩と、朝陽くん凪咲くん涼くんと私でパーティーするんだ!」
そういうと、お兄ちゃんは心配そうな顔になって確認してきた。
「ウィッグはちゃんとかぶっていってね。それと、六時くらいには帰ってくるんだよ」
「六時は早いよ! パーティーだし、九時には帰ってくるから」
ピーンポーン
玄関のチャイムが鳴って、すぐに向かう。
「いってきます」
ドアを開けた瞬間に、目を見開いた。
「えっ、この車?!」
目の前には大きい車。リムジンってとまではいかないけれど十分大きい。
運転手さんが扉を開けてくれて、中に入る。
「やっほー、結衣」
「おはよう、眠くない?」
「ここ座って!」
みんなに話しかけられているけれど、あまり話の内容が頭に入ってこなかった。
恐る恐る座ると、ふかふかのソファにまた驚いてしまった。
中もゆったりくつろげるくらい広い。
「いつもの所までお願い」
朝陽くんが、運転手さんにお願いして出発する。
「朝陽くんのおうちって、お金持ちなんだね」
「神代グループってしらない? あそこ俺の父さんの会社だから」
神代グループ……、めちゃくちゃ聞いたことある。
たしか、文房具とか私たちが普段、使うような道具に力を入れている会社だった気がする。
「すごいね…。私の周りだと朝陽くんくらいだよ…」
「?」
私が感心していると、首を傾げた朝陽くん。
「これくらい普通じゃない? たぶん、こいつらも大手企業の社長の息子とかだし」
「えっ…!」
住んでいる世界が違う気がする。
私、ここにいても大丈夫かな…? 心配になってきた。
「今日はどこに行くの?」
そうだった、朝陽くんに考えてもらっていたからなにも知らないままだ。
「今日は…ショッピングモールで、パーティーに使うものをたっくさん買いまくりまーす!」
「お金の出どころは?」
「お母さんが出してくれるって。七万円ぐらいだった気がする」
「な、七万円!」
やっぱり、私場違いな気がする…
「朝陽の家はお金持ちだね」
涼くんも少し驚いているのか目を丸くしている。
私たちはずっと話しているけれど、高嶺さんが一言もしゃべらない。
無理やり連れて着ちゃったけど、大丈夫かな…?
「ケーキ食べようよ!」
凪咲くんの提案にぴくっと反応する。
「結衣、甘いもの好きだよね?」
「うん、大好きだよ。でも、たくさんは食べられないんだ。おなか痛くなっちゃうから」
私は甘いものが大好きだけど、おなかが甘いものにすごく弱い。
「へぇ~、そうなんだ!」
「ケーキは大好きだから、私も食べたいな」
いちごがたくさん載ったやつがいいけど…、あんまりわがまま言っちゃだめだよね。
「そういえば、柊さんって甘いもの苦手でしたよね?」
「あぁ、おれはいいからみんなで食べるといい」
「おっけ~! ほかに買いたいものある人いる?」
そうだ!
「高嶺先輩は、なにか食べたいものとかありますか」
せっかくのパーティーなのだからみんなに楽しんでほしい。
「玲は、おれと同じで甘いものが苦手だから、何もなくていいと思う」
柊さんは高嶺先輩のことをよく知っているなぁ
「そうなんですね」
私がそう言ったとき、車が止まった。
「到着いたしました」
運転手さんが丁寧に扉を開けてくれた。
「運転、ありがとうございました」
騒がしくしてしまって、申し訳ない…
「楽しんでいってらっしゃいませ」
丁寧で優しい人だなぁ
車を降りると、目の前にあったのは大きなショッピングモール。
確か、隣の町にあって日本一大きいことで有名だった気がする。
「いつ来てみても、大きいな」
私は、三回くらいしか来たことがないから、すっごく楽しみ。
ショッピングなんて久しぶりだな…
「まず、飾りとか買おうよ」
えっ、飾りなんているの!
「風船とかだけでいいんじゃない?」
「私もそれだけでいいと思う」
「えぇー」
口をとがらせて残念そうにしている凪咲くんが、少しかわいそうだった。
「そのかわり、おいしいもの買おうね」
「うんっ!」
ふふっ、かわいいな。
「それじゃあ、金を一人、一万円ずつ渡すから好きなもの買ってよし。残りの一万円はみんなで使お
うぜ」
「賛成」
「それじゃあ、行くぞ」
ショッピングモールは日本一とだけあって、すごーく大きい。
たくさんのお店が並んでいて、わくわくする。
「あっ…」
高嶺先輩の小さな声が聞こえて振り向くと、おいしそうなチョコチップクッキーを見て少し目をキラ
キラさせている。
「高嶺先輩もそれ好きですか? 私も大好きでよく食べるんですよ」
お母さん買ってきてもらってよく食べていた。
「別に…」
ふい、と顔をそらして歩いて行ってしまった。
私、嫌われちゃった…!?
「あのお菓子おいしそう!」
「この風船大きい! 飾るのにぴったり」
朝陽くんと凪咲くんが嬉しそうにどこかへ行ってしまう。
「ちょっと、凪咲!」
「朝陽も待て!」
涼くんと柊さんも追いかけて行ってしまい、ポツンと残った私と高嶺先輩。
「わ、私たちも追いかけますか?」
「いや、ここに座って待とう」
近くにあったベンチに座って、一息つく。
休日だからか、人が多くて少し疲れてしまった。
「……」
なんだか、二人だけで話したことがないから、すっごく気まずい。
何か話さないと……
でも、ネタがないよ~
あっ、そうだ!
「高嶺先輩! 私、少し買い物してきてもいいですか? ほしいものがあって」
「わかった」
急いで、あるものを買いに行く。
昨日のうちに準備しておいた洋服を着て、髪の毛を整えて完成! メイクは肌が荒れちゃうから今日はなし。
「結衣、今日はどこか行くの?」
「うん、高嶺先輩と柊先輩と、朝陽くん凪咲くん涼くんと私でパーティーするんだ!」
そういうと、お兄ちゃんは心配そうな顔になって確認してきた。
「ウィッグはちゃんとかぶっていってね。それと、六時くらいには帰ってくるんだよ」
「六時は早いよ! パーティーだし、九時には帰ってくるから」
ピーンポーン
玄関のチャイムが鳴って、すぐに向かう。
「いってきます」
ドアを開けた瞬間に、目を見開いた。
「えっ、この車?!」
目の前には大きい車。リムジンってとまではいかないけれど十分大きい。
運転手さんが扉を開けてくれて、中に入る。
「やっほー、結衣」
「おはよう、眠くない?」
「ここ座って!」
みんなに話しかけられているけれど、あまり話の内容が頭に入ってこなかった。
恐る恐る座ると、ふかふかのソファにまた驚いてしまった。
中もゆったりくつろげるくらい広い。
「いつもの所までお願い」
朝陽くんが、運転手さんにお願いして出発する。
「朝陽くんのおうちって、お金持ちなんだね」
「神代グループってしらない? あそこ俺の父さんの会社だから」
神代グループ……、めちゃくちゃ聞いたことある。
たしか、文房具とか私たちが普段、使うような道具に力を入れている会社だった気がする。
「すごいね…。私の周りだと朝陽くんくらいだよ…」
「?」
私が感心していると、首を傾げた朝陽くん。
「これくらい普通じゃない? たぶん、こいつらも大手企業の社長の息子とかだし」
「えっ…!」
住んでいる世界が違う気がする。
私、ここにいても大丈夫かな…? 心配になってきた。
「今日はどこに行くの?」
そうだった、朝陽くんに考えてもらっていたからなにも知らないままだ。
「今日は…ショッピングモールで、パーティーに使うものをたっくさん買いまくりまーす!」
「お金の出どころは?」
「お母さんが出してくれるって。七万円ぐらいだった気がする」
「な、七万円!」
やっぱり、私場違いな気がする…
「朝陽の家はお金持ちだね」
涼くんも少し驚いているのか目を丸くしている。
私たちはずっと話しているけれど、高嶺さんが一言もしゃべらない。
無理やり連れて着ちゃったけど、大丈夫かな…?
「ケーキ食べようよ!」
凪咲くんの提案にぴくっと反応する。
「結衣、甘いもの好きだよね?」
「うん、大好きだよ。でも、たくさんは食べられないんだ。おなか痛くなっちゃうから」
私は甘いものが大好きだけど、おなかが甘いものにすごく弱い。
「へぇ~、そうなんだ!」
「ケーキは大好きだから、私も食べたいな」
いちごがたくさん載ったやつがいいけど…、あんまりわがまま言っちゃだめだよね。
「そういえば、柊さんって甘いもの苦手でしたよね?」
「あぁ、おれはいいからみんなで食べるといい」
「おっけ~! ほかに買いたいものある人いる?」
そうだ!
「高嶺先輩は、なにか食べたいものとかありますか」
せっかくのパーティーなのだからみんなに楽しんでほしい。
「玲は、おれと同じで甘いものが苦手だから、何もなくていいと思う」
柊さんは高嶺先輩のことをよく知っているなぁ
「そうなんですね」
私がそう言ったとき、車が止まった。
「到着いたしました」
運転手さんが丁寧に扉を開けてくれた。
「運転、ありがとうございました」
騒がしくしてしまって、申し訳ない…
「楽しんでいってらっしゃいませ」
丁寧で優しい人だなぁ
車を降りると、目の前にあったのは大きなショッピングモール。
確か、隣の町にあって日本一大きいことで有名だった気がする。
「いつ来てみても、大きいな」
私は、三回くらいしか来たことがないから、すっごく楽しみ。
ショッピングなんて久しぶりだな…
「まず、飾りとか買おうよ」
えっ、飾りなんているの!
「風船とかだけでいいんじゃない?」
「私もそれだけでいいと思う」
「えぇー」
口をとがらせて残念そうにしている凪咲くんが、少しかわいそうだった。
「そのかわり、おいしいもの買おうね」
「うんっ!」
ふふっ、かわいいな。
「それじゃあ、金を一人、一万円ずつ渡すから好きなもの買ってよし。残りの一万円はみんなで使お
うぜ」
「賛成」
「それじゃあ、行くぞ」
ショッピングモールは日本一とだけあって、すごーく大きい。
たくさんのお店が並んでいて、わくわくする。
「あっ…」
高嶺先輩の小さな声が聞こえて振り向くと、おいしそうなチョコチップクッキーを見て少し目をキラ
キラさせている。
「高嶺先輩もそれ好きですか? 私も大好きでよく食べるんですよ」
お母さん買ってきてもらってよく食べていた。
「別に…」
ふい、と顔をそらして歩いて行ってしまった。
私、嫌われちゃった…!?
「あのお菓子おいしそう!」
「この風船大きい! 飾るのにぴったり」
朝陽くんと凪咲くんが嬉しそうにどこかへ行ってしまう。
「ちょっと、凪咲!」
「朝陽も待て!」
涼くんと柊さんも追いかけて行ってしまい、ポツンと残った私と高嶺先輩。
「わ、私たちも追いかけますか?」
「いや、ここに座って待とう」
近くにあったベンチに座って、一息つく。
休日だからか、人が多くて少し疲れてしまった。
「……」
なんだか、二人だけで話したことがないから、すっごく気まずい。
何か話さないと……
でも、ネタがないよ~
あっ、そうだ!
「高嶺先輩! 私、少し買い物してきてもいいですか? ほしいものがあって」
「わかった」
急いで、あるものを買いに行く。

