特別授業ってのがあるらしく、正直面倒だが仕方なく教室に向かった。まぁ、ずっと寝てればいいか。
だれもいない…
机に突っ伏して寝ていると、扉が開いた音がした。
「失礼します…」
入ってきたのは、いかにもがり勉って感じの女。
俺が起きると、目を見開いて固まった。
そう思って、また寝ようとすると焦った声が聞こえた。
どうせ、どうでもいい話で俺に興味を持たせようとしているんだろう。
「ご、ごめんなさい! 起こしてしまうつもりはなくて……」
……は?
思いもしない答えに驚いていると、静かに教室に入って来て、俺の隣に座った。
女っていうのは、男にしか興味がない気持ち悪い生き物だと思っていた。口を開けばどうでもいい
話。相手の反応なんか気にせず、ずっと話してくる。
だがそいつは、そのあとも話しかけてくることはなく、静かに本を読んでるだけ。
ふと、こっちを見て俺が寝たと思ったのか、安心したように笑った。
「変な奴……」
初めて出会ったこいつに少しだけ興味がわいた。

