高嶺先輩と話しているとき、時間が気になって確認してみるとあと二分で門が閉まってしまうことがわかった。
ここから走ったらギリギリ間に合いそうだけど、高嶺先輩を置いていくのも申し訳ない。でも、私よりも走るの速そうだし大丈夫かな。
そう思って言いかけたとき私の腰に手が回った。
「えっ…!」
何をし出したかと思うとそのまま私を抱えて走り始めてしまった。
えっ…コレって世に言うお姫様抱っこってやつじゃない?
しかも私の体重で高嶺先輩の華奢な腕が折れちゃう~
恥ずかしさと焦りで必死に声を上げた。
「お、下ろしてください! 高嶺先輩の腕が疲れちゃいますっ」
でも、高嶺先輩は聞こえていないのか息も上がらずきれいな顔のままどんどん走って行く。
このままだと、学校に着いちゃう!
しかも、この状態をみんなに見られたら……
考えるだけでゾクゾクした
そんなことを考えている間に学校に着いてしまってゆっくり下ろされる。
「大丈夫か?」
心配そうにのぞき込んでくる目。
「は、はい…ありがとうございます」
恥ずかしさで考えが曖昧になっているっ!
で、でも高嶺先輩は運んでくれたんだから申し訳ない…
「た、高嶺先輩は大丈夫ですかっ?!」
あせって聞くと高嶺先輩はふっ、と笑って私の頭に大きな手を置いた。
「あぁ、大丈夫だ。あと、高嶺先輩じゃなくて玲だ」
……玲、名前で呼べってことかな?
「高嶺先輩じゃダメですか?」
さすがに呼び慣れないよ~
「ダメだ」
「……先輩」
ちらっと、目を見ると不満そうにしている。
うっ、そんな目で見られたら…
「玲さん…で、いいですか…?」
すると、満足そうに花が開くように笑った。
っ…!
まぶしい……いつも思うけど高嶺先ぱ…玲さんはイケメンという分類の上の上だと思う。
「じゃあな」
「は、はい…」
そういえば授業!
時間を確認するともうホームルームは始まってしまっていて、どうがんばっても遅刻になってしま
う。
皆勤賞ほしかったのになぁ
でも、玲さんとお話しできたし仲良く(?)なれたからよしとしよう!
切り替えて教室に入ると先生の優しい声に驚いた。
「如月さん、大丈夫? 高嶺くんから聞いたんだけど途中で転んで頭が痛いんだって?」
えっ、転んで、頭が痛い……?
きっと、玲さんも遅れてしまったからその口実に私も混ぜてくれたんだ!
「は、はい。だ、大丈夫です…」
うそをついてごめんなさい…
次からは気をつけますっ……
「それでは―」
先生の話を聞きながらのみんなの視線が痛くて、縮こまっていたことは言うまでもない。
ここから走ったらギリギリ間に合いそうだけど、高嶺先輩を置いていくのも申し訳ない。でも、私よりも走るの速そうだし大丈夫かな。
そう思って言いかけたとき私の腰に手が回った。
「えっ…!」
何をし出したかと思うとそのまま私を抱えて走り始めてしまった。
えっ…コレって世に言うお姫様抱っこってやつじゃない?
しかも私の体重で高嶺先輩の華奢な腕が折れちゃう~
恥ずかしさと焦りで必死に声を上げた。
「お、下ろしてください! 高嶺先輩の腕が疲れちゃいますっ」
でも、高嶺先輩は聞こえていないのか息も上がらずきれいな顔のままどんどん走って行く。
このままだと、学校に着いちゃう!
しかも、この状態をみんなに見られたら……
考えるだけでゾクゾクした
そんなことを考えている間に学校に着いてしまってゆっくり下ろされる。
「大丈夫か?」
心配そうにのぞき込んでくる目。
「は、はい…ありがとうございます」
恥ずかしさで考えが曖昧になっているっ!
で、でも高嶺先輩は運んでくれたんだから申し訳ない…
「た、高嶺先輩は大丈夫ですかっ?!」
あせって聞くと高嶺先輩はふっ、と笑って私の頭に大きな手を置いた。
「あぁ、大丈夫だ。あと、高嶺先輩じゃなくて玲だ」
……玲、名前で呼べってことかな?
「高嶺先輩じゃダメですか?」
さすがに呼び慣れないよ~
「ダメだ」
「……先輩」
ちらっと、目を見ると不満そうにしている。
うっ、そんな目で見られたら…
「玲さん…で、いいですか…?」
すると、満足そうに花が開くように笑った。
っ…!
まぶしい……いつも思うけど高嶺先ぱ…玲さんはイケメンという分類の上の上だと思う。
「じゃあな」
「は、はい…」
そういえば授業!
時間を確認するともうホームルームは始まってしまっていて、どうがんばっても遅刻になってしま
う。
皆勤賞ほしかったのになぁ
でも、玲さんとお話しできたし仲良く(?)なれたからよしとしよう!
切り替えて教室に入ると先生の優しい声に驚いた。
「如月さん、大丈夫? 高嶺くんから聞いたんだけど途中で転んで頭が痛いんだって?」
えっ、転んで、頭が痛い……?
きっと、玲さんも遅れてしまったからその口実に私も混ぜてくれたんだ!
「は、はい。だ、大丈夫です…」
うそをついてごめんなさい…
次からは気をつけますっ……
「それでは―」
先生の話を聞きながらのみんなの視線が痛くて、縮こまっていたことは言うまでもない。

