「やっと片付いたみたいだな」
黒龍のみんなが倉庫から出てこっちにやってくるのを見つめながら、蓮が私に話しかける。
「うん。みたいだね」
「それじゃあ、もう帰るか。俺が送ってくよ」
送ってくって……えっ?
あの頑固で人の話を聞かない叔父さんと叔母さんが住んでる家に⁉
もうあの人たちと会いたくないから、できればもう少しこのままでいて欲しいんだけど……。
「おい、美月」
「へっ?」
我に返って顔を上げると、蓮が不満そうにムスッとしていた。
「何だよ、さっきから嫌そうな顔しやがって。彼氏の俺が助けに来て、送ってあげようっつってんのに、全然嬉しくなさそうじゃん」
「いやいやいや! そんなことないよ!」
私はブンブンと首を横に振った。
「助けてくれたのは、本当に感謝してる! ありがとう」
ただお礼を言っただけなのに……、よっぽど嬉しかったのかな。
ぶすくれていた蓮がたちまち笑顔になった。
「サンキュな、俺のお姫様」
お姫様、か……。
そういやこの人、まだ私のことを『自分の彼女の美月さん』だと思っているんだよね。
このタイミングで言うべきかすごく迷うけど――とりあえず、今のうちに言っておこう。
黒龍のみんなが倉庫から出てこっちにやってくるのを見つめながら、蓮が私に話しかける。
「うん。みたいだね」
「それじゃあ、もう帰るか。俺が送ってくよ」
送ってくって……えっ?
あの頑固で人の話を聞かない叔父さんと叔母さんが住んでる家に⁉
もうあの人たちと会いたくないから、できればもう少しこのままでいて欲しいんだけど……。
「おい、美月」
「へっ?」
我に返って顔を上げると、蓮が不満そうにムスッとしていた。
「何だよ、さっきから嫌そうな顔しやがって。彼氏の俺が助けに来て、送ってあげようっつってんのに、全然嬉しくなさそうじゃん」
「いやいやいや! そんなことないよ!」
私はブンブンと首を横に振った。
「助けてくれたのは、本当に感謝してる! ありがとう」
ただお礼を言っただけなのに……、よっぽど嬉しかったのかな。
ぶすくれていた蓮がたちまち笑顔になった。
「サンキュな、俺のお姫様」
お姫様、か……。
そういやこの人、まだ私のことを『自分の彼女の美月さん』だと思っているんだよね。
このタイミングで言うべきかすごく迷うけど――とりあえず、今のうちに言っておこう。



