――と、いうわけで。
私たち3人はいったん図書館を出て、駅前のファミレスへ向かった。
クリームソーダを飲みながら、向かいの席に座る蒔田先生に質問をぶつける。
「先生が昔書いてた小説って、どんな内容だったんですか?」
「しいて言えば、暴走族ものだね」
「「暴走族⁉」」
あまりにも意外すぎる答えに、私と海羽は同時におどろいた。
「うん。心に闇を抱えるヒロインが、暴走族のイケメン総長や、個性豊かな幹部たちと出会って、運命的な恋をしたり、守られたりする話を執筆してたよ」
「どうして暴走族小説を書いてたんですか⁉」
海羽がテーブルから身を乗り出して、目を大きく見開くなり叫ぶ。



