ただいまヒロイン代理中!

「ん? 小説……?」


 フォルダの中に、【小説】という名前の小さなフォルダがある。

 もしかして、このガラケーの持ち主、誰かに自作の小説をメールで送っていたのかな?

 ドキドキしながら開いてみると、画面に大量のメールがズラッと並んだ。

 す、すごい量……!

 まあ、小説なら当然かもしれないけど。

 とりあえず、一番古い一通目から読んでみよう。

 ガラケーのメールもスマホと同じで、たぶん新しい順に並んでいるはず。

 えっと、カーソルを下に移動するには……逆三角形のマークが描かれたボタンを押せばいいんだったよね。

 カチカチ、カチカチ……

 カチカチ、カチカチカチ……

「お、終わらんな……」