ただいまヒロイン代理中!

「よかった……! 二人とも、恋が叶ってよかったねえぇ……っ!」

 気づけば、自分でもおどろくくらい、わんわん泣きじゃくっていた。

 思えば、小説を読んで涙を流すくらい感動したのって、人生ではじめてかもしれない。

 とめどなくあふれる涙をティッシュで拭いながら、ふとそう思った次の瞬間。

「あれ? ……ん? ええっ⁉」

 握っていたスマホの画面から、突然真っ白い光があふれ出した。

「うっ……!」

 あまりのまぶしさに、目がくらむ。

 まぶたをぎゅっと閉じたのと同時に、私の意識は深く沈み、シャットダウンした。