「詩乃ちゃん……」
「舞さんの中では、とっくに終わったことになってるかもしれません。でも、あの小説に出てくる登場人物や、読者の私にとってはまだ途中なんです。……青春の思い出にする前に、もう一度筆をとっていただけませんか?」
私の熱に押されたのか、舞さんはおどろいたように、まばたきをした。
彼女は小さく息を吸い込み、やがて震える唇を優しくゆるめた。
「正直、とても不安だよ。期待にこたえられるかどうかわからないし……」
舞さんは一度だけ天井を仰ぎ、そして覚悟を決めたように力強くうなずく。
「でも、詩乃ちゃんがそこまで本気で言ってくれるなら……私、続きを書くよ。そして、次こそ絶対に完結させてみせる!」
「舞さんの中では、とっくに終わったことになってるかもしれません。でも、あの小説に出てくる登場人物や、読者の私にとってはまだ途中なんです。……青春の思い出にする前に、もう一度筆をとっていただけませんか?」
私の熱に押されたのか、舞さんはおどろいたように、まばたきをした。
彼女は小さく息を吸い込み、やがて震える唇を優しくゆるめた。
「正直、とても不安だよ。期待にこたえられるかどうかわからないし……」
舞さんは一度だけ天井を仰ぎ、そして覚悟を決めたように力強くうなずく。
「でも、詩乃ちゃんがそこまで本気で言ってくれるなら……私、続きを書くよ。そして、次こそ絶対に完結させてみせる!」



