ただいまヒロイン代理中!

「あのっ、舞さん! 本題なんですけど……!」

 私はドキドキしながら、舞さんの顔をまっすぐに見つめた。

「舞さんって、高校生のときに小説を書いてましたよね?」

「――っ⁉」

 舞さんが急に顔を真っ赤にして、声にならない声で叫ぶ。

 この動揺っぷり……。やっぱり、舞さん=マイさんだったんだ!

「しっ、詩乃ちゃん⁉ 何でそんなことを知ってるの⁉」

「ガラケーに、小説が保存されていたのを見ちゃって……。勝手にのぞいてすみません……」

 頭を下げて謝ると、舞さんは「ううん、気にしないで」優しく手を振ってくれた。