ただいまヒロイン代理中!

 私はバッグからガラケーと取り出すと、ローテーブルの上に置いた。

「このガラケー、舞さんのですよね?」

 瞬間、舞さんがハッと息をのむる。

「うわあっ……、なつかしー!」

 舞さんは目をキラキラさせながら、ガラケーをそっと手に取った。

「詩乃ちゃんの言う通り、これは私の携帯だよ。学校で没収されて、卒業しても返してもらえなかったやつ」

「「没収っ⁉」」

 舞さんの発言に、私と結城くんは同時に大声を上げた。