ハッとする私たちの目の前に現れたのは、サラサラの黒髪に、黒縁メガネをかけた男子生徒。
綺麗にアイロンがかった制服をきっちり着こなしているのもあって、ぱっと見の印象は『絵に描いたような優等生』。
私に詰め寄ってくるギャル男コンビとは、絶対に関わりがなさそうなタイプ。
だけど、よくよく観察してみると、黒だと思った髪はブルーブラックに染まっているし、両耳たぶには青い石のピアスがキラキラ輝いている。
真面目そうに見えるけど、やっぱりこの人も不良校の生徒なんだ……。
「「駿‼」」
太陽と夏樹のギャル男コンビが、眼鏡男子に向かって名前を呼ぶ。
その瞬間、二人は駿に向かって不満をぶちまけ始めた。
「何って、この子がここにいたから話聞いてんだよ!」
「そうそう! ってか、この学校にいるくせに、この屋上のことも、俺らのことも全然知らねーらしいんだよ。おかしくね⁉」
駿は静かに私を見下ろし、淡々と答えた。
「……たしかに。この屋上は俺たち黒龍の縄張り。部外者の侵入は許していません」
こ、こくりゅう?
「黒龍って……、何それ?」
「「はあああああああっ⁉」」
思わずポカンとする私に、ギャル男コンビの叫び声がハモった。
「ちょ、えぇ……マジで言ってんの⁉」
「おまっ……全国No.1の暴走族、黒龍のことも知らねーのかよ⁉」
『信じられない』というような顔をした二人に、私はおずおずとうなずいた。
「はい。もちろん知りませんけど……」
綺麗にアイロンがかった制服をきっちり着こなしているのもあって、ぱっと見の印象は『絵に描いたような優等生』。
私に詰め寄ってくるギャル男コンビとは、絶対に関わりがなさそうなタイプ。
だけど、よくよく観察してみると、黒だと思った髪はブルーブラックに染まっているし、両耳たぶには青い石のピアスがキラキラ輝いている。
真面目そうに見えるけど、やっぱりこの人も不良校の生徒なんだ……。
「「駿‼」」
太陽と夏樹のギャル男コンビが、眼鏡男子に向かって名前を呼ぶ。
その瞬間、二人は駿に向かって不満をぶちまけ始めた。
「何って、この子がここにいたから話聞いてんだよ!」
「そうそう! ってか、この学校にいるくせに、この屋上のことも、俺らのことも全然知らねーらしいんだよ。おかしくね⁉」
駿は静かに私を見下ろし、淡々と答えた。
「……たしかに。この屋上は俺たち黒龍の縄張り。部外者の侵入は許していません」
こ、こくりゅう?
「黒龍って……、何それ?」
「「はあああああああっ⁉」」
思わずポカンとする私に、ギャル男コンビの叫び声がハモった。
「ちょ、えぇ……マジで言ってんの⁉」
「おまっ……全国No.1の暴走族、黒龍のことも知らねーのかよ⁉」
『信じられない』というような顔をした二人に、私はおずおずとうなずいた。
「はい。もちろん知りませんけど……」



