ただいまヒロイン代理中!

「美月がいなくなったとたんに、ループは終わりを迎えた」

 蓮は少しうつむくと、唇を噛みしめた。

 その仕草が、心の痛みをこらえているように見えて、心臓がぎゅっと握りしめられたように痛くなる。

「どうしてそうなったのか、教えてくれる? 無理なら無理で、話さなくていいから……」

「いや、大丈夫」

 蓮は下を向いたまま、首を横に振る。それから、ぽつりぽつりと語り出した。