ただいまヒロイン代理中!

 気づけば私は、灰色のコンクリートの上にうつ伏せになっていた。
 
「あいたたたた……」

 体が痛い。まるで、高い所から投げ出されたあと、思いっきりドサッと倒れ込んだみたいだ。

 ってか、そんなことより、ここ……どこなの?

 さっきまで、薄暗い資料室でガラケーを操作しながら小説を読んでいたはず。

 でも、目を開けたとたんに飛び込んできたのは、どこまでも広がる青空と、ビルやマンションが建ち並ぶ街の風景。

 それから、校庭でサッカーをする、豆粒サイズの生徒たち……。