ただいまヒロイン代理中!

「……よい、しょっと!」


 7月下旬。1学期の始業式が終わったあとの、大掃除の時間。


 私、天宮(あまみや)詩乃(しの)は、自分の持ち場である資料室の窓をガラリと開けた。


 とたんに、部屋の中にたまっていた埃が舞い上がり、夏の陽射しを浴びてキラキラと輝き出す。


 埃が光を反射するところなんて、これまで何度も見てきたはずなのに……今日はなんだか、いつもよりまぶしく感じるんだよね。


 それって、やっぱり――……、