誰も気づかない、読んでくれない


⑬『合鍵』

引っ越した日に管理会社から言われた。

「合鍵は一本も存在しません。」

安心して暮らし始めた。

ある朝、玄関の内側に鍵が一本落ちていた。

私の家の鍵だった。