このクズを誰にも渡したくない

嘘だ・・・・・・嘘だ嘘だ、ろっ・・・・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だっ・・・・・・!

俺は誰もいない廊下に背を付き、肩で息をしながら床にへたり込む。

そして俺は自分の手で顔を覆った。

「嘘、だっ・・・・・・」



清水が好き。



そんな感情がぐるぐると回る脳内を支配する。

嘘だ、ろっ・・・・・・。

俺は顔を覆いながら「はぁぁぁ・・・・・・」と息をつく。

「嘘、だ、ろ・・・・・・」

気付けば終わり。

それほどに感情が凄い勢いで溢れ出る。

俺の記憶にいる清水が信じられないほどに愛おしく感じる。

誰か俺を殺してくれ・・・・・・。

本気でそう思った。

記憶が消えたままで良い。

そうとも思った。