このクズを誰にも渡したくない

私達3人の声が揃い、染樹くんはさっきと違って冷たい視線を私達に送った。

・・・・・・無意識だろうけど飛彩が居る時よりちょっと不機嫌だよ・・・・・・。

「俺から言う〜」

陸くんがそう言い私と平能くんは頷く。

「ズバリ!染樹は清水のことどう思ってんの?」

陸くんの言葉に染樹くんがあからさまに反応する。

「は、は・・・・・?」

戸惑っているような、少し恥ずかしいような顔に私達3人は笑いを堪えながら目を合わせる。

・・・・・・この二人最高すぎるっ・・・・・・。

やっぱりどんなにバンドが好きでもこの二人には到底敵わない。

「・・・・・・ゴミ」

「はいはいそーゆーのいーから」

陸くんが私の机に頬杖をつきながら言う。

・・・・・・同意します。

「俺等が何聞きたいか分かってるでしょ」

「・・・・・・」

平能くんにもそう言われ染樹くんはギロッと私達を睨む。

怒った・・・・・・ではないな。

痛い所を突かれたって感じ。

「黙れ」

そう言って染樹くんは廊下へ出て行った。

「「「面白くな・・・・・・」」」