このクズを誰にも渡したくない

「あ、染樹〜」

「っ!」

次の日、私が染樹に声をかけた途端、染樹はパッと顔をそらす。

・・・・・・え?

昨日のこと言おうと思ったのに・・・・・・。

理とちゃんと話して私折れれたよって・・・・・・。

「おーい、染樹?」

「来んな!」

珍しく取り乱して目があったと思えばそんなことを言った。

「とうとう来た・・・・・・」

そんな染樹の様子を見て理がニヤニヤする。

何が・・・・・・?

「何かがおかしい・・・・・・」

「どこぞのホラゲじゃん。ま、頑張れ」

そう言って理は廊下に消えていった。

・・・・・・何を?

いやまぁ・・・・・・好きな相手と二人って普通死ぬほど嬉しいよ?

だけどさぁ・・・・・・相手に気がなきゃ意味ないの。

理には分かんないだろうね・・・・・・恋したことがないんだろうから・・・・・・。