このクズを誰にも渡したくない

次だ次。

「辛かったしょ?大丈夫大丈夫!だってあいつさぁ・・・・・・」

「え、そ、そうなのっ・・・・・・!?」

学年での出来事の情報量がおかしい。

どうやったらそんな情報が入ってくるのかってほど。

「清水〜!」

「ねぇねぇ飛彩ちゃん!」

「清水さん、あのねっ・・・・・・!」

「し、しみ、ず・・・・・・さん・・・・・・あのっ・・・・・・!」

派手なやつからクラスの地味な奴まで。

全員から信頼が置けている。

それが例外のもう一人。

清水飛彩。

清らかな水。

普通、名前だけ見たらほんわかした優しい人を思い浮かべるはず。

だが、清水は違う。

と言っても名前負けしてるわけではない。

また別の優しさと人の良さがある。

淑やかさと落ち着きに欠けてるだけだ。