───その日の昼休み
ずっと気になっていたであろうちーちゃんが、勢いよく私に駆け寄ってきた。
「ちょっと!!乃愛あれ、どーゆーことよ?!」
今日の朝の様子を見守っていたちーちゃんが愁くんを指さして、青い顔をしている。
「どうって言われても……、私が聞きたいんだけど」
私が一番わけがわかんないよ……。
好かれる要素もないし、私愁くんと会ったことある?ないと思うんだけど……
答えてあげたいけれど、自分でもこの状況がよく分からない私は大きなため息を吐いた。
「黒木くんと付き合ってたわけ?!」
「な、ないよっ!昨日色々あって、気の迷いで……その……ストーカーに助けを求めたんだけど、そしたらそれが愁くんだったみたいな……?」
ものすごい勘違いをしているちーちゃんに否定しつつ昨日の話をすると、これでもかと目を見開く。
「はぁぁああぁあ?!?!ストーカーの犯人が黒木くん?!?」
「ちょっ!ちーちゃん声でかいっ!!」
慌ててちーちゃんの口元を手で抑えると、「ごめんごめん」と謝るちーちゃんに、ため息をはきながら手をはなす。
「てゆーか、なんでそんな事になったのよ?」
「はぁ……それがね」
私が昨日のことを話そうとした時だった。



