翌日。 昼休み。 美都は教室を出た。 いつもの階段の踊り場へ向かう。 静かで。 誰もいなくて。 落ち着く場所。 そう思っていた。 なのに。 踊り場へ着いた瞬間。 「遅かったね」 聞き慣れた声がした。 美都は立ち止まる。 翡翠が座っていた。 当たり前みたいな顔で。