君だけが俺の居場所だった


「神城くん朝ご飯食べた?」

「食べた」

「嘘」

「食べた」

「じゃあ何食べたの」

美都は黙る。

翡翠も黙る。

数秒。

「ほら」

「……」

「言えないんでしょ」

図星だった。

朝はゼリー飲料だけだった。

食べたうちに入るかは怪しい。

「半分あげる」

翡翠はパンを割った。

そして勝手に押し付けてくる。

「いらない」

「じゃあ捨てる」

「もったいないだろ」

「でしょ?」

完全に誘導された。