君だけが俺の居場所だった


昼休み。

いつものように一人で過ごそうとした。

教室を出ようとする。

その時。

「神城くん」

呼び止められる。

振り返る。

翡翠だった。

「何」

「薬飲んだ?」

美都は黙った。

翡翠も黙る。

数秒。

「飲んだ」

「本当?」

「本当」

「じゃあ信じる」

その言葉に。

なぜか少しだけ罪悪感が湧いた。

実は飲んでいなかった。