学校へ向かう途中。 空は曇っていた。 雨は降っていない。 それだけで少し気が楽だった。 教室へ入る。 いつも通りの朝。 「神城おはよう!」 クラスメイトが声を掛けてくる。 美都は軽く頷いた。 席へ座る。 そして。 無意識に教室を見回していた。 「……」 数秒後。 自分で気付く。 何してるんだ。 別に探しているわけじゃない。 そう思った時。 教室の扉が開いた。