翌朝。 目を覚ますと熱は下がっていた。 身体も昨日よりずっと軽い。 美都はゆっくり起き上がる。 テーブルの上を見る。 薬。 スポーツドリンク。 そして。 付箋が一枚。 思わず手を伸ばした。 『ちゃんと薬飲むこと!』 丸っこい字だった。 最後に小さく笑顔のマークまで描いてある。 美都は数秒見つめたあと。 そっと裏返した。 「……子供か」 そう言いながら。 捨てなかった。