君だけが俺の居場所だった


しばらく沈黙が落ちる。

先に口を開いたのは美都だった。

「帰ってなかったのか」

翡翠はきょとんとした。

「うん」

「なんで」

当然の疑問だった。

普通なら帰っている。

同級生の家だ。

熱も下がってきた。

残る理由なんてない。

すると翡翠は少し考えてから言った。

「目が覚めた時に人がいた方が安心するでしょ」

美都は固まった。