君だけが俺の居場所だった


お粥を食べ終えた頃には。

美都の顔色も少しだけ良くなっていた。

とはいえ。

熱が下がったわけじゃない。

翡翠はテーブルの上を見る。

薬が置かれていた。

「薬あるじゃん」

「ある」

「飲んだ?」

「……」

「飲んでないね」

図星だった。

美都は視線を逸らす。

「忘れてた」

「絶対嘘」

「忘れてた」

「絶対嘘」

まったく同じ言い方で返す。

美都は少しだけ眉をひそめた。