「うるさい」 「うるさくなるよ!」 「騒ぐな」 「騒ぐ!!」 美都は顔をしかめた。 頭に響く。 翡翠は呆れたようにため息を吐く。 「昨日雨に濡れて」 「……」 「今日学校休んで」 「……」 「何も食べてなくて」 「……」 「三十八度七分」 逃げ場がない。 全部事実だった。 「病人じゃん」 もう一度言われた。 今度は少しだけ小さい声で。