五分後。 体温計を持った翡翠が立っていた。 「どこにあったんだよ」 「洗面所」 「勝手に探すな」 「はいはい」 美都は不機嫌そうに受け取る。 「測れば満足なんだろ」 「うん」 渋々脇に挟む。 数十秒後。 ピピッと音が鳴った。 翡翠が画面を見る。 固まる。 「神城くん」 「何」 「三十八度七分」 沈黙。 「病人じゃん!!」