君だけが俺の居場所だった


沈黙が落ちる。

美都はソファにもたれたまま目を閉じていた。

翡翠は腕を組む。

そして決めた。

「熱測ろう」

「嫌だ」

即答だった。

「なんで」

「平気だから」

「平気じゃない」

「平気」

「平気じゃない」

また始まった。

美都は面倒そうに目を開く。

「帰れよ」

「熱測ったら帰る」

「嘘だろ」

「たぶん」

美都は本気で頭が痛くなった。