昼休み。 いつもの踊り場。 二人きり。 翡翠はパンを食べている。 でも。 どこか機嫌が良い。 美都は警戒していた。 すると。 翡翠がぽつりと言う。 「昨日よく眠れた?」 心臓が跳ねる。 「……ああ」 「そっか」 嬉しそうだった。 そして。 追撃が来る。 「神城くん」 「何」 「覚えてる?」 嫌な予感。 本当に嫌な予感。 「何を」 翡翠は少し笑った。 意地悪そうに。 珍しく。 「寝る前」 終わった。 完全に終わった。