翌朝。 美都はゆっくり目を開けた。 雨音は消えている。 台風は過ぎ去っていた。 静かな朝。 久しぶりによく眠れた気がする。 「……」 そこで気付く。 スマホが手の中にあった。 昨夜のことを思い出す。 電話。 翡翠。 そして。 通話履歴。 画面を見る。 通話時間。 3時間47分。 美都が固まる。 「……は?」 寝落ちした記憶はある。 でも。 こんな長時間だったのか。 顔が少し熱くなる。 そして。 もっと嫌な予感がした。 寝る直前。 何か言わなかったか。 自分。