「……え」 翡翠が固まる。 心臓が跳ねる。 美都も固まった。 自分で何をしたのか。 数秒遅れて理解した。 「……邪魔そうだった」 言い訳だった。 完全に。 でも。 耳は真っ赤だった。 翡翠は何も言えない。 好きな人に。 そんなことされたら。 無理だった。 顔が熱い。 心臓がうるさい。 美都は前を向いている。 でも。 耳だけ赤い。 お互い限界だった。