「……好きかも」 ぽつり。 誰もいない部屋。 初めてちゃんと口にした。 神城美都が好き。 その事実を。 もう否定できなかった。 一方。 美都も眠れなかった。 雨の日なのに。 怖いからじゃない。 頭に浮かぶのは。 翡翠の笑顔だけだった。