翌週。 朝から空は暗かった。 教室の窓の外。 灰色の雲。 美都はそれを見ていた。 嫌な予感がした。 昔からだ。 こういう日は。 決まって調子が悪くなる。 何年経っても。 身体が覚えていた。 昼休み。 ぽつり。 窓を叩く音がした。 雨だった。 その瞬間。 美都の肩が僅かに強張る。 自分でも気付かないくらい小さく。 でも。 確かに。 胸の奥がざわついた。 呼吸が少し浅くなる。 大丈夫。 今は大丈夫。 そう言い聞かせる。