君だけが俺の居場所だった


そして。

思い出す。

母親と会った日のこと。

雨の日。

崩れ落ちた姿。

泣きながら。

いなくなるな。

一人にしないで。

そばにいて。

そう言った声。

胸が痛くなる。

あの時。

自分はどう思った?

答えは簡単だった。

放っておけなかった。

違う。

もっと違う。

苦しそうで嫌だった。

泣いているのが嫌だった。

傷付いているのが嫌だった。

自分がどうにかしたかった。

笑ってほしかった。

元気になってほしかった。

その願いは。

友達だからだけじゃ説明できない。