君だけが俺の居場所だった


キッチン。

誰もいない。

翡翠はシンクに手をつく。

顔が熱い。

特別。

神城くんが言った言葉。

何度も頭の中で繰り返される。

特別だから。

特別。

「……もう」

反則だった。

そんな顔で言われたら。

意識しない方が無理だった。