「……うるさい」 掠れた声。 でも。 否定じゃない。 翡翠が固まる。 緋色は数秒停止したあと。 「えええええ!?」 大声を上げた。 「まじで!?」 「うるさい」 「まじじゃん!!」 大興奮だった。 「緋色!」 今度は翡翠が叫ぶ。 顔が真っ赤だった。 耳まで赤い。 「静かにして!」 「だって!」 「静かにして!」 珍しく必死だった。 緋色はようやく口を閉じる。 でも。 にやにやは止まらない。