「言ってない!」 翡翠が即答する。 珍しく本気だった。 顔も真っ赤。 耳まで赤い。 緋色はきょとんとしている。 「なんで?」 「なんでも!」 完全に慌てていた。 美都は黙って見ている。 でも。 頭の中はその一言でいっぱいだった。 ――ずっと神城さんの話してた。