「私は」 翡翠が小さく口を開く。 美都が顔を上げる。 「私も長く感じた」 その瞬間。 美都の呼吸が止まる。 翡翠は照れたように笑った。 「三日だけなのにね」 少し困ったように。 少し恥ずかしそうに。 そう言った。 胸が苦しい。 嬉しい。 どうしようもなく。 嬉しかった。 美都は何も言えない。 言葉が出てこない。 ただ。 翡翠の言葉だけが残る。 私も長く感じた。 その一言だけで。 救われるくらいに。