君だけが俺の居場所だった


「……三日」

美都が小さく呟く。

翡翠が首を傾げる。

「ん?」

「会ってなかった」

自分でも驚くくらい素直だった。

翡翠の目が大きくなる。

沈黙。

数秒。

そして。

二人同時に顔を逸らした。

心臓がうるさい。

今の言葉は。

あまりにも本音だった。

リビングに静寂が落ちる。

時計の音だけが聞こえる。

翡翠はマグカップを握る。

顔が熱い。

三日会ってなかった。

その言葉が頭の中をぐるぐる回る。

それって。

つまり。

「……」

考えるだけで心臓が鳴る。