君だけが俺の居場所だった


昼休み。

踊り場。

一人だった。

パンを開く。

でも。

半分も食べられない。

いつもなら。

隣で翡翠が喋っている。

くだらない話をしている。

笑っている。

今日はそれがない。

静かだった。

嫌になるくらい。

「神城」

クラスメイトに呼ばれる。

「最近橘と一緒にいるよな」

美都の動きが止まる。

「そうか」

「今日休みだもんな」

何気ない会話。

それだけ。

なのに。

胸が少し痛んだ。

自分でも意味が分からない。